フェンダー爪折り

デトマソをインチアップするとリアフェンダーにタイヤが干渉するケースが多いようです。そこで、インチアップする場合はフェンダーの爪折をするのがデトマソの基本です。
タイヤの直径は変えないとして、どの程度干渉するかはホイールのリム幅とオフセットによります。さらに車高をダウンさせているか否かでも異なります。
私の場合は車高をダウンさせてませんし、タイヤは標準ですから現時点では爪折は必要ないわけですが、オールペンをする予定なので、その前にフェンダーの処理をしておこうと思った次第です。
 
モールの取り外し
エアロパーツの一部であるモール(赤線部分)を外して、その部分のフェンダーの90度折り返し部分を内側に折り曲げます。
フェンダー折り返し部分
38mmあります。モールを外すと、ほぼ同じ幅で元のフェンダーの折り返し部分があります。
そこをボルトの取付け穴を残して内側に折り曲げます。ソフトハンマー又は添え木をして金づちで叩いて曲げていきます。
金づちで直接叩くと塗装が剥がれます。(剥がれても内側で見えませんから錆止め処理さえしておけばOKです)

お勧めはできませんが、ディスクグラインダー等で切り取る方法もあります。その場合は錆止めの処理も忘れずに!
 
モールの切り取り
樹脂製のモールを(黄色の破線の部分)糸鋸などで切り取ります。
幅が38mmで、モール(フェンダー外側)の厚みが14mmですので、フェンダー内側には24mm張り出していることになります。車体のフェンダーを折り曲げた厚みは5mmくらいはあるでしょうから、この樹脂製モールは20mm弱切り取ることになります。

 
↑切取った状態・・・柔らかいのでカッターナイフで微調整できます。
ボルトが当たる場合は、ボルトの位置を変えるのが有効でしょう。
それでも当たる場合は、全部切取って両面テープだけで留めてもよいと思います。

 
モールをボルトと市販の両面テープで元通りに取付け。
六角ボルトは角が尖ってますので、念の為トラス頭のボルトを使用しました。

見た目には爪折りしたことは分かりません。
 
後は好みのホイール・タイヤと交換すればよいのです。
ちなみに、標準の14インチホイールは 5J +45、PCD100-4H、ハブ径56mmです。
外側は30mmくらいは出せそうですが(車高をダウンさせているか否かで)フェンダーの干渉具合によります。内側もあまり余裕がないみたいですからホイールの選択は慎重に!
15インチで6.5Jならオフセットは「35」か「38」といったところかな。
タイヤは「195/50R15」が基本
2008年9月 


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